Heidegger Gesellschaft Tokio (Hrsg.), Zuspiel, Bd. 1, 2017.
ISSN 2433-3344
ハイデガー研究会編『Zuspiel』第1号、2017年
目次
開会記念講演
森一郎「『存在と時間』はどう書き継がれるべきか」(1-13)
一般研究発表
高井寛「私たちは自分が何をしているかを知らない」(14-29)
鈴木優花「本来的に話すこと――不安の惹起をめぐって」(30-42)
安田悠介「歴史の時間と自然の時間――『存在と時間』の時間論について」(43-54)
瀧将之「なぜ「私たちは真理を前提せざるをえない」のか?」(55-69)
木村史人「現代技術は不安を惹起するのか――『存在と時間』における技術論の射程」(70-88)
山中健義「ロムバッハの構造存在論における「現象」と「存在」の問題――ロムバッハの前期ハイデッガー解釈に関する一考察」(89-100)
小村優太「ハイデガーによる真理論の系譜の再検討――アヴィセンナからイサク・イスラエリに遡ることは可能か」(101-109)
戸谷洋志「反ハイデガー的転回のあとで――ヨナスにおけるヒトクローニングへの実存主義的批判」(110-119)
大江倫子「『存在と時間』の彼方へ――デリダ『ハイデガー』講義の視点から」(120-134)
ワークショップ1「ソルゲ(気遣い・憂愁・ケア)」としての現存在のありかたをめぐって
古荘真敬「「ゾルゲ(気遣い・憂愁・ケア)」としての現存在のあり方をめぐって」(135-144)
川口茂雄「「まだ憂いをご存じなかったのですか?」―――『存在と時間』197頁の脚注が、私たちに示唆するもの」(158-166)
ワークショップ2「意味・解釈・翻訳」をめぐって
西山達也「示されているものへと向かう存在」(167-177)
森田團「罪のしるしとしての現存在――『存在と時間』における言語の根拠への問い」(178-191)
シンポジウム
高田珠樹「『存在と時間』――もう一つの筋書き」(192-198)
相楽勉「「自然に関わる感情」の観点から『存在と時間』を読む」(199-204)
加藤恵介「デリダの「ハイデガー講義」について」(205-213)
2017年12月31日刊行
編集担当:瀧将之・森正樹・加藤晧士・齋藤元紀
ハイデガー研究会事務局:
〒168-8505 東京都杉並区大宮2-19-1
高千穂大学 人間科学部
齋藤研究室